今回特典に選んだ音源「第18回経済界ビジネススクール 木原信敏 講演会(2000年7月27日)」は、実はプロジェクトをスタートする前から特典にしようと決めていました。
もともとカセットテープだったのですが、この存在があったおかげでクラウドファンディングができそうだと先に進められたのです。
その後、テープをデジタル化してもらったり、CDジャケットを作ったりと、お送りできる形に着々と作っていたのですが、実はつい最近まで一度もきちんと中身を聞いたことがありませんでした。
あらためて聞いてみて、父はこんなに感情を込めて、褒めるところは思いっきり褒め、言いたい部分は強めに言い、といった話し上手な人だったんだ!と、恥ずかしながら初めて知りました(笑
家では、父が言葉遊びの冗談ばかりいって、あまりにつまらないので私が無視していると、聞こえていないのかと何度も言うので、さらにドン引きしていたという思い出ばかりで、父とのちゃんとした会話はできていなかった気がします。
ただ一度、学校の宿題(確か数学)で、授業の解答よりも簡潔な解答を思いつき、恐る恐る聞いてみたら「それはすごく良い発想だね」と褒められたのを覚えています。
そんな感じで私との会話は最小限だったので、あんな風に雄弁に語る父というのが珍しく感じました。
講演の中身は、2000年当時の話などもしているのですが、16年前とは思えないほど今でも通用する内容ばかりです。
すごいなと思うのは、講演の最中、自分に対しても他人に対しても、決して否定的だったり後ろ向きだったりなコメントがないところです。
そういえば、思い出す父の姿で、自信がなさそうだったことはほとんどなかったですね。
あの内に秘めた強烈な自己肯定感が、戦後すぐの日本でもいかんなく発揮され、ほかの人にも伝染し、「やればできる!」と新開発をし続けられたのかもしれません。
そのほか、この特典CDについては書きたいことがたくさんあったので、
特典CDがついてくる方も、そうでない方も、音声に沿って作った資料は、是非ご覧いただければと思います。
音を聞かなくても楽しめるし、音を聞きながらならより深く楽しめる資料になったと思います。
あと数日でこの復刊プロジェクトは終わりますが、より良いものをお届けできるように最後まで頑張りますので、応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
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