近況報告と、特典映像DVDの内容

みなさま、ご無沙汰しております。
リターンの制作に専念するあまり、近況のご報告が遅くなりました。

READYFORの広報活動として、今までは、父を知っている方々ソニーのOBOGの方々などにお声がけをしていました。
もちろんそういった昔を知る方々にもう一度父の本を、という気持ちもあるのですが、以前のソニーを知らない若い方々未来の技術屋志望の方々にもっとこの活動を知ってもらえる方法はないかと考えました。

そして、思いついたのが、早稲田大学理工学部の掲示板に貼っていただくという案です。
さっそく大学に話をしに行き、チラシを渡してきました。

なぜ早稲田大学の掲示板なのかといいますと。

父が初めて東京通信工業(のちのSONY)の存在を知ったのが、早稲田大学の掲示板だったんですね。
その辺りの話は、『ソニー技術の秘密』P75に詳しく書いてあります。

学校の廊下の掲示板に貼られたたくさんの学生募集要項の中で、
「学生を求む 井深大 東京通信工業株式会社」
という掲示しか目に入らなかったと書いているので、よほど運命的な出会いだったのだと思います。

そして、3回ほど大学で講義を聞いたことのある非常勤講師だった井深大さんに魅かれて、創立間もない井深さんの会社に入社することになったようです。
ちなみに、父はその頃は別の企業に就職することも考えていたようで、そうなっていたらまた歴史が変わっていたかもしれませんね。

入社したのは卒業と同時の1947年の22歳で、2年後の1949年の24歳に社内で日本初の磁気テープを開発しています。
その頃の磁性粉作りのエピソードなどが、今回特典でお届けする映像DVDに収録されています

特典映像の目次は以下になります。
・ワイヤーレコーダ研究から全てがはじまった
・蓚酸第二鉄をフライパンで煎って磁性体作り
・みかん箱に組み付けた試作機
・家庭用を目指したH型テープレコーダ試作
・日米統一規格を目指して、P型テープレコーダ試作
・NHK立体放送とステレオテープレコーダー TC-KP2

特典映像の一部をYouTubeに載せています。
https://www.youtube.com/watch?v=Kbf1Ev8P7WI

今から10年前の2006年、ソニー木原研究所の社長室で収録されたインタビューです。
後ろに歴代の父の開発品が綺麗に並んでいます。
父は、機器のメンテナンスが大好きな人だったので、おそらくどれもきちんと稼働していたと思います。
そういったエピソードも収録されていました。

それから、倉庫に眠っていた「社宝につき持ち出し禁止」というP型テープレコーダの試作機を、開発者の木原信敏本人が触りながら解説するという貴重な映像が入っています。

DVDには、映像とともに該当する『ソニー技術の秘密』の章とページも載せてありますので、本を読みながらインタビューを聞いていただけたら面白いと思います。

あと半月ほどになりましたが、一人でも多くの方にこの活動を知っていただけるよう、身近な方にもお声がけいただけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします!