「はじめに」の公開と、あらためて感じた復刊プロジェクトの意義

『ソニー技術の秘密』の前書き「はじめに」を木原信敏.comにアップいたしました。
http://kihara-nobutoshi.com/the_secret_of_sony_technology/preface

「はじめに」の中で、特に面白いな!と思ったのは、
開発してきたものは、振り返ってみると、文明の発展に寄与するものであった
という部分です。
(もっと面白く書かれているので、是非、本文を読んでいただければと思います!)

確かに父達先人の技術屋が開発した磁気記録は、それまでは保存できず、その場で過ぎ去ってしまっていた身近な音や映像を、後世に伝えることができるようにした画期的な記録媒体であり、そういう意味では文字や紙や印刷などの文明の発展に寄与する発明に匹敵するものであったのだとあらためて気づかされました。

現在は、さらにデジタルで大量に記録がなされ、あまりの情報量に人々が何を選ぶべきかわからなくなる一面も出てきているようですが、それでもやはり、以前は消えてしまっていた情報が残るようになったというのは素晴らしい進歩です。

その進歩を無駄にせず、さらに進めるためには、大量の情報の正しい蓄積と、わかりやすい提示が必要不可欠だと思います。
大量の情報が失われずに残り続け必要な人のもとに適切な情報が届く状況になってはじめて、情報の価値が出てくると私は考えています。

そして、今回の『ソニー技術の秘密』の復刊プロジェクトも、その一環なのだと気づきました。

「あの本にはこんなことが書かれていました」という再編集された情報ではなく、本人が書いた本そのものを直接読むことができ、すぐに使える情報として存在しつづけること。

そういった「先人達の知恵」「革新的なものを生み出すためのノウハウ」をそのままの状態で掘り起こし、見せることによって、次の世代の人達に先人達の息吹を感じとってもらい、次につなげるお手伝いができればと思っています。

より多くの方に父の本を読んでいただけるよう頑張りますので、引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!!